【リバーサルエッジ】確率と心理学からみる最善の手は?~ソウルキャリバー6~
ジャンケンは確率論だが、調べてみるとある一定の心理が働いていることが分かった。
グーチョキパーのうち、どの手が多いかバラツキが出たものの、それ以上に如実に現れたのが、あいこの場合同じ手を出す確率が22.8%だったというもの。
ジャンケンにおいて、どうも人は同じ手を出したくないという心理が働くようだ。
以下参考元↓
このあいこは同じ手が出にくい という法則を基にリバーサルエッジについて考えてみる。
ジャンケンであいこの場合、最善の手は?
例えば、自分がグー、相手もグーのあいこだったとする。
この場合次の手が、同じ手であるグーを出す確率が22.8%であり、パーかチョキを出す確率が77.2%になる。
では、パーを出すべきかチョキを出すべきか?答えは一目瞭然でチョキである。なぜならパーかチョキ、強いのはチョキだからである。チョキ対パーで勝ち、チョキ対チョキであいこの最も負けにくい手である。
つまり、あいこだった場合、出した手に負ける手を出す、これが最善の手。
これをリバーサルエッジに置き換え、仕掛けた側、仕掛けられた側からみてみる。
リバーサルエッジを仕掛けた場合
1巡目でAであいこだった場合、2巡目で相手が出してきやすいのはB or K。だから自分はKを出せば、あいこか勝ちの確率が最も高い。
あいこの場合、出した手に負ける手を出すのが賢明。
リバーサルエッジを仕掛けられた場合
次に仕掛けられた場合、2巡目であいこは負けとなるため圧倒的に不利である。
これを考慮に入れて考えてみる。
1巡目でAであいこの場合、相手はB or Kを出す確率が高い。なので自分はあいこでは負けとなるため、AとKどちらでも勝率は同じである。
確率だけで考えれば、A or Kが最善である。
しかし、ここからもう一歩踏み込んで考えてみる。
相手側の心理は、同じ手は出してこない(出しにくい)という心理の下、次の手はBかKが高いと考える。そうなるとB対KではKが勝つ。
すなわち、相手はBでは負ける可能性が出てくるのでKが最善だと考える。
三すくみの図より、Kに勝てるのはA。
これより、リバーサルエッジを仕掛けられた場合、同じ手を出すのが賢明ではないかと考える。